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武士の子育て術『技化』を知ってる?  [考えさせられた話]

男の方には解らない話かも知れないけど

       女の初めての子育てというのは、ぶっつけ本番なんです
                  リハーサル無し!
       ある日突然、いきなり生まれたての人間の子どもを手渡され
                ハイこれあなたの子ども、
            がんばって育ててね、って言われる。
              がんばらなかったら殺人!です。
 
         誰だってパニくるし、誰だって途方にくれますよ。
 
         人間の子どもなんて、育てたこと無いんだから
                 
              だから悩んで、途方にくれて‥。
    
    育児書やら、○○博士の医学書みたいなのを山盛り買ってきて、
                 必死で読むんだけど 
      どっかの子どもの、似たようなケースのことは書いてあっても
 
                 こんにちただいまの
         わが子の問題について、なんてどこにも書いてない‥
   
     で、最後には、自分と自分の母親とのことを思い出すしかなくて。
 
             自分がどうやって育てられたか、
                 何を教えられたか、
             どんなとき、どんな風に叱られたか、
           母親、父親は自分に何をしてくれたか、と。
 
              子育てのお手本は自分の母親。
 
             そしてかつて子どもだった自分自身。
 
        そうして結局、自分にそっくりな人間を育ててしまうのよね。
            自分が、母親そっくりになってしまったみたいに。
 
        子どもが親からもらうものは、日々のエサばかりじゃない。
    
         親の知識、親の常識、親のお行儀、親の考え方‥‥。
 
          そして、親の無知、親の怠け方、親のいい加減さ、
            口の悪さ、ズル賢さ、短気、嘘のつき方‥‥
 
                  こっちが知らないうち
               向こうは勝手に吸収してしまう
            子供は、見て、覚えることが基本だから。
             
                   究極の子育てって
                     子どもを
          自分よりマシな人間に育てるってことかもしれない。
 
                    そこで、
 
   昔の日本人が子どもをどう育てていたかを書いてみることにしました。
 
                 あなたの子育ての
 
          役に立つかどうかはわかりませんけど(笑)
 
 
    『技化』という子育て法、知ってますか? 
 
2003年3月8日(土)の私のノートにこんなことがメモってありました。 
 
昔、日本の教育は”読書”が中心だった。
 
 5~6歳の子どもに論語や四書五経などを「素読」させ、理解より覚え込ませることを主体とした教育をした。
 
 繰り返し読み、ついには暗記するまでいくと、人はそれを「言葉」として使えるようになる。これを『技化』と云う。
 
 『技化』されたものは、一生使える技術となって、その人を支える。
 
(注)これは例えば歌舞伎に於ける修行も同じで、6歳から、まず芝居の形を体に叩き込むことで、体の『技化』を行う。
『技化』しておけば、体は勝手に動くようになり、頭(→理解)が後から、その体に入ってくる。
 
 読書においてもっとも重要なのは「量」
 「量」読めば、言葉の質が上がってくる。また、言葉の量も増える。
 
 読んだものを覚えるには、読むそばから人に話すこと
 話せば、話した内容が、頭に入ってくる。3人に話せば、ほぼ完全に覚えることができる。
 人は、他人の言ったことなどほとんど覚えてはいないが、自分が言ったことは覚えているもの。だから、得た「知識」を「語る」ことで、「覚える」方法が一番合理的で、理にかなっているといえる。
                                         』 
 
 
 メモの内容はこれだけでしたが。
 
 確かに地味で時間はかかるけれど、まず体(カタチ)を作ってから、成長に従って、その意味(頭)を体に入れていくというこの方法は、とても合理的で、その子の一生の役に立つ力を育てる、確実ないい方法なんですね。
 
 日本人はもう一方で、写本や写経という、書いて覚える方法も取っていました。絵画でもまずは模写。書道でもまず写本。
 
 つまり日本人は見よう見まね、を学び方の基本と考えていたわけです。
   そして子どもたちはまず親を真似る‥みんなで気をつけましょう!
 
 私がむかし、企業の人材育成の仕事をしていたころ、強い実感に基づいて、この方法を実践していました。
 もちろん当時、『技化』という言葉は知りませんでしたけど。
 
 技化の基本は繰り返しです。
 だから相手が覚えこむまで、覚えるべき内容を繰り返します。
 
 子どもに正しい箸の使い方を教えるように、出来るようになるまで、徹底的に教えるのです。それがその人の中で日常化→技化するまで。
 
 つまりこの『技化』という方法は、大人になってから何かを学ぶときにも十分に通用する、人間育成の方法だということです。
 
 
 ウチにはいま、文章を習いに来る若い衆が、年中出入りしているんですが、彼らに私がいつも言うのは、『見ろ、読め、知れ、知ったら話せ』です。
 書くのはいちばん最後だと。
 
 文章は言葉。
 だから言葉を鍛えろ、というのが私の持論で、「話上手になれば書き上手になる」と言われて、ウチの若い衆は必死でおしゃべりしてます。
 その言葉の使い方は違う!もっと端的に話せ!と叱咤激励されながら。
 
 まずは話せ、正しく話せ、正しい言葉遣いで筋道立って話せるようになれば、文章もそうなる、だから出来るようになるまで繰り返し話せ、です。
 
 これは言うならば『言葉の技化』
 
 そして、言葉遣いが直ってくると、不思議に行動のカタチ、つまりは居ずまいが直ってきて、最近はみんな、なかなかお行儀が宜しくなりました。
 
 『子育ては、言葉育て』でもあると思います。
 言葉のカタチは、人のカタチ、生き方のカタチです。
  言葉が変だと、その言葉を使って生きるカタチ、つまり行動がおかしくなってくるのは当たり前です。
 
 親子のコミュニケーションを、友だち感覚でやるクセがつくと、子どもはいつか、親を親とは思わなくなります。思わなくなってしまってから、「親をナンだと思ってるんだ!」なんて、もう遅いのです。
 
 子どもは言葉と行動を一番身近な人、つまり親から学び、覚えます。
 
 その意味で、いま、ちゃんとした言葉遣いを学ぶべきは親のほうではないでしょうか。子どもたちの言葉や行動が乱れているのは、あながち世の中や社会のせいばかりでなく、乱雑な言葉を平気で使い、いい加減な生き方をしている、子どもたちに一番近い大人、すなわち親のせいではないのか、と感じます。
 
 どんなに世の中が乱れても、日常を過ごす家の中がちゃんとしていれば、子どもはきちんと育つものです。
 
 というわけで‥‥。
 
 日常の何でも無い、ごく普通の会話や挨拶、そして立ち居振る舞いを、まずは親がちゃんと行い、それを子どもに見せ、教えて、技化していく、それが最良の子育てだと、私は思っているわけです。 
 
 こんなこ難しい話に付き合ってくださってありがとう。これはほんのお礼です。ウチの近所の交差点に咲く満開の山桜ですが、そろそろ散り始めています。携帯写真なので、そんなにクリアには写せませんが、実際はもっと綺麗なんですよ~。
                                                 2006.4/4
 
  
 
 
 
 
 
 
 

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ゆり坊

こんばんわ☆コメントありがとうございました!
今日の記事とても勉強になりました。ごもっともだな~って(^^;)
私は結婚願望もなく、たとえ結婚しても子供が欲しいとは思えないって思ってたので結構考えさせられました。
また遊びにきますね!
by ゆり坊 (2006-04-04 21:36) 

mama-witch

★ゆり坊さん、訪問ありがとう。
 結婚はともかく‥子育ては楽しいですよ。そりゃあ最初の3年間ぐらいは、自
 分の時間はなくなるし、朝から晩までうんちとおしっことご飯の世話ばっかり
 だけど。少なくともこの時期、私は子どもがいたおかげで、家事のプロになれ
 たような気がします。それだけじゃなく、自分のことしか関心がない未熟人間
 だった私が、子どものためにと、環境や社会問題にしっかり関心を持つように
 なれたし。子どもを育てているつもりが、子どもに育てられていたのですね。
 ちゃんとした人間にならなきゃって考えるようにもなりましたしね(苦笑)
 まあ、そんなわけで、結婚はあまりお奨めできませんが(笑)子どもを持つこと
 だけはお奨めします。(私は25歳で結婚・出産し、もうひとり産んでから27歳
 で離婚。以来再婚せず、ずっとシングルです。これがなかなか楽しい。)
 経済力さえあれば、1人で子育ては絶対大丈夫。大変なのは一時期です。
 子どもは必ず育ちますから。まあ、素敵なパートナーに出会えば、それもまた
 楽しいでしょうけど。あくまでも私の場合は、ひとり暮らしバンザイ派です(笑)
 
by mama-witch (2006-04-04 22:14) 

pp48

ん~私には出来なかった話ですねぇ。
子供が小さい頃、ダンナによく言われました。
出来ないから子供なんだよ、怒らないで何度も教えてあげて。
ダンナが冷静に諭すので、よけいハラが立ったりして・・
繰り返し教えるのはダンナの役目になっていました。
女だから感情で怒るのは仕方ないのかな~なんて言いながら
怒るときは、ダメとイヤを使い分けること。
子供を傷つける事は言わないこと。
怒った後は子供の体に触れること。
ダンナは私にそれを繰り返し教えたのでした。

昨日も見に来たのですが、私の所は通信状態かPCの調子が悪くて・・・
山桜の写真が変わっていますねぇ
周りの風景を見て、mama-witchさんのお宅は7階から10階かな・・と、想像できたのに、今日は想像できない。・・・・まぁどうでもいいんですけど。(^_^ )
by pp48 (2006-04-04 23:30) 

mama-witch

★cheeseさん、今晩わ。
 冷静なダンナさまですねぇ。技化されたのはcheese さんだったりして(笑)。
 はい、私の家は7階です。毎年、家の前のこの山桜に春を教えてもらうんで
 す。今年は暑いのか寒いのかも、つぼみのつき方、開き方で教えてくれま
 す。私の季節の先生。何しろもう33年も一緒に生きてもらっているもので。
 子どもを何か小さなことで技化すると、教えられたことそのものより、その「や
 り方」、「学び方」を理解するみたいです。いつか自分で学ばなければならなく
 なったときに。すぐに成果を手に入れるより、じっくり理解していく方法を。
 おかげでウチの娘たちは、いつも他の子どもたちより一歩遅れがちで。そうい
 う風に育てた私の方が、ずい分いらいらさせられたものです(笑)
by mama-witch (2006-04-05 00:11) 

yukki-

子供ができたときに人に言われたことがあります
「親になるんじゃない、子供から親にならされるんだ」って…
なるほど、そうかもしれない
子育てにパニックになったときも
「あの人は10代でお母さんになったのに、立派に母親をやっている
それに比べて私ったら…」(他の人が立派に見えるんですよね)
「心配しなくてもいいよ
お母さんになるのに年齢は関係ない
いくつで産んでも、みんなそのときが最初なんだから」
胸を撫でおろした瞬間でしたね

うちは割と母親が冷たい人だったんで
子供には自分がしてもらいたかったことをしたりしています
冷たいと言ったら語弊がありますが
ただ単に愛情表現が下手な人なだけなんです
それがわかったのは、やっぱり自分が母親になってからですが(笑)

毎日の日課は、娘に
「○○ちゃんはかわいいね~」
って言うんです
会話に何の繋がりがなくても関係なくても
突然、顔をじっと見てですよ(笑)
もちろん、本当に思っていることだから言えるのですが
これも自分が子供時代に言ってもらえなかったから
その反動ですかね?

ただでさえ口が達者で大人びたことを言う娘ですが、
それがどんどん成長していき
こちらがタジタジする場面も増えてきました
母親業もこれからが本番かもしれません
by yukki- (2006-04-25 10:20) 

mama-witch

★こんにちは、yukki\さん。
 私にも二人の娘が居ます。二人とももう30才を越えましたが(笑)。
 私もyukkiーさんと似た子ども時代を送りました。だから、というわけではあり
 ませんが、お腹に子どもが入ったとき真剣に考えたのは、どう育てようかでは
 なく、「この子はいつか大人になる。どんな大人になってほしいか」という、自
 分への問いかけでした。だから子どもに向かい合うときは必ず「30才になった
 とき身に着けておいて欲しいこと」を考えながら、言葉を選んだものです。
 「教えるより、覚えさせる」
 今考えれば、それが「技化」だったのかな、と思います。
 子育てとは、「子どもの記憶と向かい合うこと」ではないでしょうか。
 人は、大人になッた時、自分の記憶を頼りに生きていくのですから、きっと役
 に立つであろう事を、「教えるのではなく、覚えさせる」、それが私の子育てで
 した。だから子どものために、ずい分勉強したような気がします。
 子どもの「なぜ?」に、きちんと応えるために。
 だって、知らないことは、応えられませんもの(笑)
by mama-witch (2006-04-25 12:18) 

Abraxas XIV. 

こんにちは。初めまして。
今日初めて、mama-witchさんのブログを関連記事経由で訪問させて戴きました。感動しました。これから、じっくり読ませて戴きます。これは、私にとって本当に幸運な出会いだと思いました。
私は、14歳の頃ヘッセの「デミアン」を読んで、文学の世界に魅せられ、特にドイツ文学に夢中になり、日本の大学を卒業後、ドイツに留学しました。その後もドイツに残りドイツ人女性と結婚し、12年後に英国に移住し、当地ではさらに24年があっと言う間に過ぎ去りました。日本語に飢えておりますので、ブログは私にとって、新世界の出現です。これからも、訪問させて戴きますので、まだ自分のブログを持たないアウト・サイダーですが、よろしくお願い申し上げます。
by Abraxas XIV.  (2006-04-25 20:06) 

mama-witch

★こんにちは、初めましてAbraxas XIV.さん。
 いまもイギリスにお住まいですか?
 この出会いはインターネットの贈り物ですね。これからよろしくお願いします。
 イギリス、ドイツ、共に若い頃、仕事で訪れたことがあります。
 ドイツはデュッセルドルフへディスプレイ関連の展示会を見に行き、帰りにミュンヘンに立ち寄った程度です。ホーフブロイハウス(でしたよね?)で、下戸の私でも美味しいと思ったビールを飲んだことと、カットしただけの生大根と、塩のきいたプレッツェルとザワークラウトをいただき、とても楽しかった思い出です。
 イギリスではコベントガーデンやピカデリーサーカス、あとパンク発祥の地だといわれた、東京の原宿(今の私の住まいです)のようなファッションタウンが 印象深く残っています。でも共に仕事で行った駆け足旅行なので、いわゆる観光地は行ったことがなく、ビッグベンも、ロンドン塔も見なかったのが、少し残念です。デパート視察が主目的だったので、そちらは詳しくなりましたけれど(笑)
 でも、若い頃の夢を実現され、思いを実行してこられた人生は素晴らしい。
 ぜひ、これから人生を生きる若い人たちに、何か役立つアドバイスを書かれてはいかがですか?そのために何かお手伝いできることがあれば、喜んでさせていただきますので、どうぞ遠慮なくご連絡くださいね。またコメントをくださることを楽しみにしております。
by mama-witch (2006-04-25 22:24) 

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